MAGNeT NEWS 1999年9月16日号

ュース
志摩スペイン村 パルケエスパーニャ

9月10日MAGNeTのスタッフ3人はなにを思ったのか、前の日3時まで仕事をしたにも関わらず、朝6時50分上本町発の近鉄特急に乗り込み、パルケエスパーニャまで行ってきました。パルケでは、「ピレネー」に乗りまくったり、パエリアを食べたりと久々に楽しい日を過ごしました。


まずは一緒にぴれねーーーいきまーーす

いけてるぅぅぅぅかぅがーる???

スペインぽい?すぺいんだぁ

きれいな建物でしょOL二人旅っつ!!

ボーリング大会

9月12日(日)に行われました、ミステリースポット・MIX ROOM・MAGNeT合同第10回ボウリング大会が、桜橋ホールにて行われました。過去数度の優勝を果たしている成子ママは「レーンが遅すぎるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」と言う言葉を残し、今回はあまりよい結果は得られませんでした。ちなみに今回の優勝者はミステリースポットより参加の木下有香子さんでした。MAGNeTスタッフの成績は以下の通りです。

成子ママ 8位
静菜 10位
典子 9位

ばりばりよぉ見てこの女らしさぁん

予告!藤村典子がグラビア出演

来る9月17日(金)に、我がMAGNeT No1ホステス藤村典子ちゃんが、年末発売予定のニューハーフ倶楽部グラビア出演のため、東京へ撮影に出かけます。いま光り輝いている典子ちゃんの勇姿を是非ご覧下さいね。またこの当日には、典子ちゃんが新宿各店を緊急襲撃するという噂も流れていますので、是非生典子をみたいかたは、新宿にて待っていてくださいね。

MAGNeTが雑誌に掲載

ニューハーフ倶楽部増刊号 ニューハーフ大図鑑と、大人の女性の情報発信誌、PiPMixi Vol10にMAGNeTが紹介されました。

ナのちょっといい話し (第1回)
(迷える人びと)

 あたしって、道をたずねられやすい体質なんです。地元でたずねられるならまだしも、旅行先や出張先でもしょっちゅうたずねられるんです。
 マグネットのお客さんのSさんは次のように分析しています。
「しずなはふらふら歩くからだよ。歩き方に、これから何処かへ向かう、という緊張感がないからだよ。散歩というか、昼間ひまで仕方ないホステスさんがぶらぶらパチンコ屋に行くような、そんな感じだから、何処に行っても地元の人だと思われるんだよ」
 さもありなん。と納得してしまい、思わず渋いお茶をすすりそうになるんです。
 でも、道をたずねられるってそんなにいけないことなのかな。見方によれば、迷える子羊を正しい道にみちびくメシアのようでもあるんじゃない?。もちろん、「わかりましぇん」とあっさりかわすこともあるけれど。
 で、今回はあたしが出会った迷える子羊BEST3。

 まず、第3位。
 あれは歌舞伎座の出来事。あたしは五木ひろしの看板の前でずーっと友達を待っていたの。すると突然、「チリリリン」とチャリンコ・ベルの音がし、よく日に焼けたタコじいちゃんがぬーっと顔を出した。じいちゃんはチャリンコを止めるやいなやこう言うのであった。
「ねえちゃん。近鉄の八尾はどっちや」
 あたし、固まった。ミナミのど真中で近鉄八尾駅の場所をたずねるものがいるだろうか。そのうえ、このじいちゃんはチャリで八尾まで行くつもりなのか。じいちゃんのチャリはスポーツ車ではない、氷を運ぶようなごっついやつだし。
 二、三秒固まっていた。しかし、ここで引き下がっては「道たずねられ名人」の名がすたる。
「いい、おじいちゃん。東。とにかく東。ずーと東。それで、思いっきり東に来たなあと思ったら南に行くの。そこが近鉄の八尾」あたしはきっぱりと言いきった。
「わかった。おおきに」
 しわだらけの顔をくしゃくしゃにしてお礼を言うと、じいちゃんは氷屋のチャリをギイギイゆわしながらどっかに行ってしまわれました。

 第2位。
 あたしの長い「道たずねられ人生」の中でも特筆すべき出来事。
 あれは真冬の雪降る日。「たまには鍛錬せなあかん」と思い、雪の六甲山で「ひとり八甲田山ごっこ」をしていたの。そろそろ頂上にさしかかろうかとする頃、事件は起きた。
 いきなり目の前に迷彩服姿の自衛隊員が現われたの。彼はあたしを見つけると、「宝塚はどっちでありますか」と声を張り上げた。
 どうやらサバイバル演習の途中で道に迷っちゃったみたい。あたしが地図を見せてあげると、彼は懸命にメモをとった。
「ありがとうございました」彼は大声で敬礼を済ますと、あさっての方向に大慌てでダッシュしていった。
 きっとまた迷ったんだろうな、彼。

 パンパカパーン、今週の第1位。
 土曜の昼下がり、友達と心斎橋を歩いていたの。ふと前を見ると、あふれそうな人ゴミの中、小学生くらいの少女がひとりぽつんと立っていた。そう、迷子なの。少女は通り過ぎる人の一人一人に話しかけているのだけれど、何故かみんな無視して通り過ぎていく。
 あたしたちはしばらくその様子をみていたけれど、あまりにもかわいそうに思って、彼女に「道をたずねられる」ために近づいていった。あたしの長い「道たずねられ人生」の中でも「自らすすんで道をたずねられる」なんてことはめったにあることではない。
 あたしはおだやかな口調で「どうしたの。どこかに行きたいの」と話しかけた。すると少女は急に恐い目つきになりあたしたちをにらみつけて言った。
「おまえには見えるんか」
 低い声だった。やがて彼女はタッタッタと小走りで駆け出したかと思うと、スーッと消えてなくなってしまった。
 くわばらくわばら。あー、すべての迷える魂に幸あれ。(7)
このお話はフィクションです。この物語に登場する「しずな」は、MAGNeTスタッフの静菜とは全く関係がありません。このお話の無断転載を固く禁じます。

今回のお勧めカクテル (第3回) 
        
(幕戸スペシャルNo.8)

No8 幕戸ママオリジナルカクテルの8番目として誕生したこのカクテルは、甘すぎず、またきつすぎない、カンパリベースのお酒です。あまったるいカクテルに飽きたあなたにおすすめ。

幕戸スペシャルNo.8(アルコール・ショート・900円)

今回のお勧めMusic/MAGNeT的流行 (第2回)
   
(Full House/Wes Montgomery

Wes Montgomery 1.I'VE GROWN ACCUSTOMED TO HER FACE
2.BLUE 'N' BOOGIE
3.CARIBA
4.COME RAIN OR COME SHINE(take2)
5.COME RAIN OR COME SHINE(take3)
6.S.O.S(take3)
7.S.O.S(take2)
9.BORN TO BE BLUE

3年前、学生時代の同窓会があった。
皆が皆、それなりに自分のスタイルを築き上げ、いい大人になっていた。その中で一際私の心を惹き付けた人物がいた。
その人物は、同い年とは思えないほど紳士な振る舞い、いい笑顔、そして、人を和ませる雰囲気を持っていた。
ヘビメタ界の頂点を目指していたT君だった。

「JAZZギターを始めたんだ・・・」

はにかみながら、しかしうれしそうにT君は言った。
当時は、髪の毛をツンツンに立て、世の中の矛盾に対する不満をギターに込めて、嘆きの音を奏でていたT。

彼は、一言だけ言った。
「僕はこの一枚に出会ってから変わったんだ。」

”フルハウス”byウェス・モンゴメリー

何が彼の心の奥底に響いたのかは、私にはわからない。
しかし、ひとつだけ確かなことがある。
人にはそれぞれ、成長する為に何かしらのきっかけがある。彼にとってはこの一枚がきっかけだったのだ。
”さなぎから蝶へ”一人の男の人生を変えた一枚、是非ともあなたの耳で確かめてください!

 (byM.M)

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