MAGNeT NEW
S
2019年7月20日号


ようやく梅雨明けとなりました。
7月は全国的に日照不足となったようで、夏野菜の出来が心配ですね。
さて今号では、マグネットスタッフが奈良の明日香へ遺跡探訪をしに行ってきましたので、その様子をレポートです。
又、マグネットの最新情報等、面白記事満載でお届けしますよ。
お楽しみ下さいね。

明日香歴史紀行


マグネット一行が悠久の歴史に触れるべく奈良の明日香村へと出掛けてきた。

奈良県の中央部付近に位置する明日香村は中央集権律令国家の誕生の地であることから飛鳥時代の宮殿や史跡が
多く発掘されており、「日本の心の故郷」とよく紹介されている。
日本で唯一村全域が古都保存法対象地域の自治体となっており、
村全体の世界遺産登録に向けた計画が具体化しているそうだ。

そんな明日香村を訪れた一行がまず最初に訪れたのが石舞台古墳である。
石舞台古墳は古墳時代後期の古墳であり、埋葬されていたのは蘇我馬子ではないかと言われているが、
馬子の父である蘇我稲目だという説もあるようだ。
元は土を盛りあげて作った墳丘で覆われていたが、その土が失われ、巨大な石を用いた横穴式石室が
露出しているのが大きな特徴となっている。

典ちゃんは中学生の時にも校外学習で来ており今回で3回目、成子ママも2年前に訪れているので、初の訪問は静菜ちゃんだけである。
写真やテレビ等では見た事があっても実際に見てみるとやはり思うところがあったようで、静菜ちゃんは熱心に石舞台古墳を見入っていた。
しばらく石舞台古墳の周りを散策した後、一行は次の目的地である酒船石に向かう事に。

酒船石は謎の多い遺跡であり、手塚治虫の代表作でもある「三つ目がとおる」でも登場している事で有名な石造物である。
残念な事に石の一部が欠損しているのだが、これは江戸時代に高取城を築城するため石垣用の石材として利用しようとして
削られた為と言われている。

酒船石の正体については色々な説があるが、酒船石の上面に、円や楕円の浅いくぼみが造られており、これを細い溝で結んでいる事から、酒を絞る槽とも、
あるいは油や薬を作るための道具ともいわれていたが、近年この石の東の40mのやや高いところで、
酒船石へ水を引くための土管や石樋が見つかっていることから
庭園の施設だという説が有力となっているようだ。。
その他かわった所では、大和地方の地図という説や、ユダヤ教の祭壇といった説、ゾロアスター教の薬酒(ハオマ)を作ったとする説、
辰砂(水銀朱)を製造したとする説、
水占(みなうら)を行ったとする説等がある。
これだけ様々な説が出てくるという事は、酒船石自体に人々が魅了されてやまない何かがあるのであろう。

マグネット一行も太古の謎にふれ、想像の翼を広げてイマジネーションの世界を楽しんだようである。
まだまだ訪れてみたいスポットが数多くあり、再び明日香を訪れる事を誓って、帰路へと着いた一行であった。


(マグネット的)実に面白い・・・   No.118


今回は太古のロマンや謎に主題をおいた漫画を特集です。

題して、“マグネット的 太古の謎に挑む漫画篇!”です、はじまります・・・。

巻頭記事においてふれた「三つ目がとおる」も傑作ですがそれ以外にも面白い漫画はたくさんあります。

まずは「イリヤッド-入矢堂見聞録」を紹介しましょう。
古代ギリシアの哲学者プラトンが著書の中で記述した伝説の大陸アトランティスの探索を主題とする歴史サスペンス漫画です。
謎に包まれたアトランティスを求めて、洋の東西を問わず様々な伝説や遺跡を世界中訪ね歩いていきます。
秦の始皇帝稜やマヤ文明のピラミッドをはじめ、マルコポーロの東方見聞録、
古代ギリシアの長編叙事詩オデュッセイアと類似しているという日本の百合若大臣説話等が
謎を解くヒントとして登場し、主人公たちは少しずつアトランティスに近づいていくのですが、
謎の暗殺教団に命を狙われたり、旅の妨害をされたりするというサスペンス要素も楽しめる漫画です。

次にお薦めするのは「赤い鳩(アピル)」です。
原作は先日亡くなられた小池一夫先生。
この作品は幕末の京都、土佐を舞台に、主人公たちが日本人のルーツと古代ユダヤの関係の証拠を探す旅をするというもの。
日本人(大和民族)の祖先が2700年前にアッシリア人に追放されたイスラエルの失われた十支族の一つであるという
日ユ同祖論をベースとした漫画です。
最後まできちんと描かれる事無く、打ち切られたような終わり方をしていますが、
小池一夫氏によると題材のせいで抗議があったという事ですので、なにやら陰謀論的な匂いもする作品です。

最後に紹介するのは「神南火 忌部神奈・女の神話シリーズ」です。
この作品は日本の漫画原画としては初めて大英博物館に翻訳展示された「宗像教授シリーズ」の外伝的な漫画となっています。
主人公は歴史家(女性史研究家)の忌部 神奈(いみべ かな)、彼女は「宗像教授シリーズ」にも登場する人気キャラクター。
女神を主題とした漫画で、古代史ミステリー好きにはお薦めの作品です。

さて、いかがでしたか?
次回の(マグネット的)実に面白い・・・もお楽しみに!



マグネットのこれ、オススメ!  No.79

「マグネットのこれ、オススメ!」は、マグネットスタッフがオススメするグッズや映画、音楽等、今お薦めの物を紹介していきます。
今回オススメするのは・・・

「ドリンクミスト」です。
この商品はミスト機能を備えた画期的なドリンクボトルになります。
水分補給とミストが蒸発する際の気化熱によるクールダウンが、この1本で出来てしまうという、猛暑の続く真夏には大変便利なアイデアグッズ。
ミストクーラー専用ウォータータンクが搭載されており、ドリンクボトル部とは別々にドリンク類を入れられます。
ミストレバーでミストを噴射して熱くなった身体をクールダウン、そして乾いた喉も癒せるのですよ。
ドリンクボトル部には500mlのペットボトルが丸々1本入り、さらに氷も入れられる全530mlの容量があり、氷を入れればミストのヒンヤリ度がアップするという一石二鳥の効果も!
ちなみにミストは約100回位噴射出来るそうです。

これ、オススメ!


藤村典子のごちそうさMAG! (第143回)

MAGNETがお届けする美味しいもの探訪記。
143回の今回はどんな美味しいものかな?

今回ご紹介するのは、成子ママの大好物であるカレー焼きのお店です。
現在大阪にはカレー焼き屋さんが2軒ありますが、そのうちの一軒「入柿屋」さんを紹介します。
オープンされてまだ1年経っていない若いお店ですが、その味は王道系と言われる本格的なもので、
私も早速カレー焼き(150円)を注文しました。
美味しい!
こちらのカレー焼きの特徴はシャキシャキ感いっぱいのキャベツでしょう
(カレー焼きの具材にキャベツはマストなのです)
こちらの粉レシピは福井県小浜市にあるカレー焼き屋の名店「あかお」さん直伝だそうで、
それをさらに日々進化させているそうです。
カレー味以外にあんこ、クリームがあります。

お薦めですよ。

DATA:

     お店の名前 
入柿屋
     住所     大阪市西成区鶴見橋1丁目12−5
     TEL     090−9981−1221
     情報     営業時間  10:30〜18:30  定休日 水曜日


                   
藤村典子的



私、藤村典子がお送りする藤村典子的GAY術!!第188回は手塚治虫作品から「ヒョウタンツギ」です。
ひょうたんつぎは「三つ目がとおる」だけではなく、さまざまな手塚作品に登場しています。
のつくだに 藤村典子的エッセイ (第203回)

梅雨明けしたと思ったら、いきなり真夏に突入!
連日の猛暑に体調を崩さないように
気をつけています。
皆さん、体調管理は万全にしましょうね。

         典子


マグネットニュースの感想等聞かせて下さい
MAGNeTニュースは、皆様からの投稿をお待ちしております。
メールして下さいね。

6月20日号へ