MAGNeT NEW
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2019年3月20日号


春がようやく来ましたね、待ちわびていた人も多いのではないでしょうか。
花粉症で辛い人もいるでしょうが、ここは素直に春の到来を喜びたいものですね。
さて今号では、マグネットスタッフが冬の味覚を楽しみに丹波篠山に行ってきましたので、その様子をレポートです。
又、マグネットの最新情報等、面白記事満載でお届けしますよ。
お楽しみ下さいね。


晩冬の丹波篠山ツーリング


暖かな日も増えてきた3月のある1日、マグネット一行は丹波篠山へ今年初の本格的なツーリングに出掛けた。
春が到来する前に、冬の味覚を楽しんでおこうというのだ。
この冬も牡蠣や寒ブリ等を食した一行であるが、今回はぼたん鍋がターゲットである。

マグネットの面々がよくツーリングに訪れる丹波篠山は猪肉の産地として有名なスポット。
この辺りは木の実が豊富で猪には最適な環境だった事から、大昔から猪はたくさん獲れて食べられていたそうだ。

丹波篠山がぼたん鍋発祥の地だという事を知っている人はあまり多くない。
明治の頃、ここらの山が行軍演習に良いという事で、陸軍第70連隊の駐屯地になり、そこで働く兵士たちが贅沢は出来ない為、
自ら山に入り猪を獲っては「しし鍋(後のぼたん鍋)」にしてくれと料理屋に持ち込んだり、家族や偉い人が慰問に来たりすると、
もてなし料理としてぼたん鍋を囲んだのがそのルーツだという。
ぼたん鍋が日頃よく訪れている丹波篠山の名物料理である事はマグネットの面々も知っていたが、
発祥の地でもあったとは誰も知らなかった事である。

3台連なって気持ち良く山間部を走行。
豊能の清正公前付近に差し掛かると通行止めの看板が立っているのを発見。
昨年7月の豪雨の際の土砂崩落等のため、府道亀岡能勢線の逢坂峠が通行止めとなっているのだ。
事故後ずっと工事が行われているのだが、この冬の間に復旧される事はなかった様である。
仕方がないので迂回して丹波篠山を目指す。

大阪市内は暖かであったが、丹波篠山が近づくにつれ寒くなってくる。
この辺りは北を多紀連山、南を三国ヶ岳、弥十郎ヶ嶽、東を三国岳、西を白髪岳、金山などをはじめとする
多くの600〜700m級の山々に四方を包囲された篠山盆地で、
冬の寒さが厳しい事で知られている。

ようやく目的地の丹波篠山渓谷の森公園に到着。
毎年こちらでぼたん鍋定食をいただくのが、マグネットスタッフの冬の恒例行事になっている。
ここにはもう10年程通っているのだ。
藤村典子のごちそうさMAG!の第20回でも紹介しているので、よろしければご覧いただきたい。

食堂のスタッフの方とは冬期以外でも食べに行っている為、一行とは顔馴染み。
今日から食堂の営業を開始したそうなのだが、ごはんが終わってしまったとの事。
うどんならあるとの事なので、定食のごはんをうどんに代えてもらった上で、ぼたん鍋定食3人前を注文。

待つことしばし、ぼたん鍋が運ばれてきた。
ツーリングで冷えた身体に熱々の鍋がしみる。
旬の猪肉を美味しそうに食べる一行。

いつもならば締めは鍋にごはんを入れ卵でとじて雑炊にするのだが、今回はうどんを投入し卵でとじたぼたん鍋うどんだ。
これも雑炊に負けず劣らずとても美味である。

冬の味覚をたっぷりと堪能し、丹波篠山渓谷の森公園を後にした一行であった。



(マグネット的)実に面白い・・・   No.114


ずいぶんと春めいてきましたね、そこで今回は春の季語についてマグネット流に色々と調べてみましたよ。

題して、“マグネット的 春の季語考!”です、はじまります・・・。

「春の海」という季語があります。
お正月にテレビ・ラジオ番組や商業施設等でBGMとして使用されている琴と尺八の二重奏曲のタイトルです。
イメージとしてはお正月の曲という感じが強いのですが、本来は春の曲なのです。
この曲は意外に新しい曲で、昭和4年に箏曲家であり作曲家の宮城道雄が作曲しています。

「朧月夜(おぼろづきよ)」という季語もあります。
春の夜に月がほのかに霞んでいる情景を指す言葉なのですが、この言葉で思い出すのが昭和のモノクロアニメ
「佐武と市捕物控」です。
この作品は石ノ森章太郎さんの漫画を原作としているのですが、当初大人向けに作られたアニメでした。
そういう背景もあってかオープニングのナレーションが渋い。
ナレーターの小林昭二さん(仮面ライダーの立花藤兵衛役で有名な方ですね)の「罪は憎いが憎まぬ人を、
切るも切らぬも人の為。闇にきらめく男意気、おぼろ月夜の佐武と市」
このナレーションが渋くてかっこいいのですよ。

「佐保姫」という春の季語があります。
佐保姫は春を司るとされている女神の名前です。
奈良の東にある佐保山、佐保川の女神で、春の野山の造化をつかさどるといわれています。
アニメやラノベに出てきそうなキャラクターだなと思っていたら「銀の海金の大地」というラノベに佐保姫というキャラクターがいましたよ・・・。

さて、いかがでしたか?
次回の(マグネット的)実に面白い・・・もお楽しみに!



マグネットのこれ、オススメ!  No.75

「マグネットのこれ、オススメ!」は、マグネットスタッフがオススメするグッズや映画、音楽等、今お薦めの物を紹介していきます。
今回オススメするのは・・・

「中島重久堂 TSUNAGO(つなご)」です。
これは鉛筆削りなのですが、ただの鉛筆削りではありません。
どのような物かと言うと、短くなった2本の鉛筆を繋げて新たな鉛筆として再生する鉛筆削りなのです。
一方の鉛筆に穴を開け、もう一方の鉛筆を差し込めるように削ります、そしてそれらの鉛筆を繋ぎ合わて、新たな鉛筆を作るのですよ。
イメージとしては昭和の時分に流行ったロケットペンシルの芯の部分をチビた鉛筆でを作って、
それをボンドでくっつけて鉛筆を再生させるという感じでしょうか。
商品コンセプトは…“すてないで、つなげてつかおう”というもので、今流行りのエコ商品となります。
目のつけどころが面白い商品ですね。

これ、オススメ!


藤村典子のごちそうさMAG! (第139回)

MAGNETがお届けする美味しいもの探訪記。
139回の今回はどんな美味しいものかな?

今回ご紹介するのは、兵庫県たつの市の国道2号線沿いにある「レストランうかいや 東相生店」さんです。
こちらのお店は昔ながらのドライブインといった感じのお店。
もちろんトラックドライバーの方々がよく利用されています。
こういったお店にハズレは無い!
そう思いつつも、お店の前を通る事はあってもなかなか訪れる機会がなかったのです。
そしてようやく訪問する事が出来ましたよ。
満を持して今回注文したのは名物のホルモンうどん(700円)です。
食べて納得の美味しさでした!
ボリュームもあり、ホルモンもたくさん入っています。
岡山のホルモンうどんも有名で美味しいですが、個人的にはこちらの方が好み。
たつの市方面に行かれた際は、是非食べてみて下さいね。

お薦めですよ。

DATA:

     お店の名前 レストランうかいや 東相生店
     住所     兵庫県たつの市揖保川町片島731−1
     TEL     0791−72−3113
     情報     営業時間  24時間営業 定休日 なし


                   
藤村典子的



私、藤村典子がお送りする藤村典子的GAY術!!第185回はBEASTARS(ビースターズ)から「ハル」です。
第11回マンガ大賞の大賞を受賞した本作のヒロインのハル。春だからという理由だけでチョイスしてしまいました・・・。

のつくだに 藤村典子的エッセイ (第199回)

すっかり季節は春に衣替え。
ぽかぽか陽気に誘われてどこかへ出掛けましょう。
せっかくの行楽日和なのに、もったいないですよ!

         典子


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