MAGNeT NEW
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2020年1月20日号


令和初めてのお正月は楽しく過ごせましたか?
マグネットの面々はそれぞれにお正月を楽しんだようです。
さて今号では、マグネットお正月恒例の九州ツアーの様子をレポートです。
又、マグネットの最新情報等、面白記事満載でお届けしますよ。
お楽しみ下さいね。




マグネット九州ツアー2020


マグネット恒例のお正月九州ツアーを今年も敢行!
今回の旅の目玉は車で走っていける日本最西端の地として知られる平戸島とさらに先にある生月島探訪である。

生月島は南北約10km、東西約2kmの島で、南北に細長い形をしている。
1991年(平成3年)に生月大橋が開通し、平戸島と結ばれた事により、交通の便は格段に向上し
観光スポットとしても近年人気化してきているようだ。
特に菅田将暉さん、中条あやみさんが出演し「♪あなたに〜会いたくて〜会いたくて〜」と歌いながら気持ち良さそうに走る
カローラスポーツのCMでも注目を集めた「生月サンセットウェイ」が人気を集めている。

一行は1977年(昭和52年)に開通した平戸大橋を渡り平戸島へと入る。
平戸島は2018年に長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産として世界遺産として登録されたことでも有名だ。
この事により「平戸の聖地と集落(中江ノ島)」は、隠れキリシタンの聖地として広く知られる事となった。
また、生月島には現在も隠れキリシタンの末裔たちが、生活に根付いた先祖伝来の信仰のかたちとして
当時のままの教えを守って生活をしている。

今回のマグネット一行の目的は、これら「生月サンセットウェイ」と「隠れキリシタン」を体感をする事なのだ。

まずは生月サンセットウェイへと車を向ける。
生月島の西海岸部に沿って、約10Kmの道がある、本来は「農免道路」として農業用に整備された道路なのだが、水平線が見渡せ、
夕方には綺麗な夕陽が見えることから「生月サンセットウェイ」の呼び名がついているそうだ。
カローラスポーツ以外にもホンダ のFitやマツダのMPV、日産のエクストレイルなど多くの自動車のCMに使われており
自動車CMの聖地とも呼ばれる場所である。
近年まで橋が架かっていなかった事により、島内が開発されなかった為に自然が豊かに残っているのがこの道の大きな魅力となっており、
一行も気持ちよさげに快走していた。

パーキングスポットに車を停めしばし休憩、遠くに牛が放牧されていて、玄武岩による柱状節理の名所「塩俵の断崖」もよく見える。
正月という時期の為なのか、思った以上に観光客らしき人の姿も見えずのんびりと写真を撮ったり、辺りを散策する面々。


次にここからさらに奥にある大バエ灯台を目指し再び走り始めた。

大バエ灯台は昭和33年に初点灯した灯台で、さほど大きくはないが外階段を登ると展望台にもなっているという
非常に珍しい構造の灯台である。
360度に広がる雄大な眺望を楽しんだ一行はランチを求めて島内を巡る事にした。

島の東側を走っている時に一軒のお店を発見し突撃(詳細は藤村典子のごちそうさMAG!にて)

お腹の満足した面々は生月島を後にし、平戸島の「平戸ザビエル記念教会」を訪れた。
平戸は日本に初めてキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルが布教の為に3度も訪れた地である。
現在長崎県には約130の教会があるのだが、そのうちのかなりの数が平戸にあり、
その中で一番有名なのが「平戸ザビエル記念教会」なのだ。
「平戸ザビエル記念教会」は1931年(昭和6年)に建てられた「カトリック平戸教会」が、献堂40年を記念して1971年(昭和46年)に
ザビエル像を建てた事から「平戸ザビエル記念教会」と呼ばれるようになったそうである。
教会の好意により建物内の見学も出来る様になっており、とても静かな教会内は神聖な空気で満ちているのがよくわかった。

駆け足ではあったが平戸島、生月島を堪能した一行は又改めてこの地を訪れる事を誓い島を後にしたのである。



(マグネット的)実に面白い・・・   No.123


今回は巻頭記事において訪れた生月島の隠れキリシタンについて特集します。

題して、“マグネット的 隠れキリシタン考 生月篇!”です、はじまります・・・。

生月島ではバテレン追放令による26聖人の処刑から2年後の1599年に禁教が始まり、
信徒は家の納戸の中にイエスやマリアの聖画を祀って密かに祈りを続けてきたそうです。
現在島に残る信徒は300人に満たないと言われています。

実は生月島は「
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界遺産に一切登録されていません。
その理由は隠れキリシタンではあるが、生月では潜伏しているうちにキリスト教とは違う宗教のように変貌していたということ。
又、戦後直後の1949年に、バチカンの教皇の親書を携えたオーストラリア人の枢機卿が特使として生月を訪れましたが、
生月島の信徒たちは近代のカトリックに従えば、生活に根付いた先祖伝来の信仰のかたちを変えざるをえなくなるという理由から
「転宗できかねる」と拒んだのだそうです。
その点が問題視され、生月は登録から外されたのではないかと言われています。

現在も生月に息づく「隠れキリシタン」の信仰が世界遺産として登録されていないのは非常に残念ですし、釈然としないものがありますね。

今回生月島を訪れた際に「黒瀬の辻殉教地」というところにも行きました。
ここは2008年にカトリック教会の福者として列せられたガスパル西が1609年(慶長14年)に殉教した場所です。
ガスパル西は、1556年生月島に生まれ2歳の時に父と共に洗礼を受けました。
成人したガスパルは島のキリシタン達の指導者となります。
ですがキリスト教を禁止された後も、キリストへの信仰を棄てないばかりか、信者たちの信仰を支え、
洗礼を授けることさえしていたというかどで処刑されることになったのです。
今も彼が殉教した11月14日前後に毎年この地でミサが行われています。

さて、いかがでしたか?
次回の(マグネット的)実に面白い・・・もお楽しみに!



マグネットのこれ、オススメ!  No.83

「マグネットのこれ、オススメ!」は、マグネットスタッフがオススメするグッズや映画、音楽等、今お薦めの物を紹介していきます。
今回オススメするのは・・・

「デスクヒーター」です。
机の下に取り付けるだけで足元をやさしく暖めるデスクヒーター。
マグネットで机の下に簡単に取り付けられて、簡易こたつになるのです。
木製の机には、付属の取り付け専用金具を両面テープで貼り付けて設置できるようになっています。
専用フリースカバーで暖かさを逃がしませんし、洗濯機でフリースカバーは洗えるので、いつでも清潔を保てます。
3時間自動OFFタイマー付きで、温度の上がりすぎを防ぐ安全機能も付いています。

これ、オススメ!


藤村典子のごちそうさMAG! (第148回)

MAGNETがお届けする美味しいもの探訪記。
148回の今回はどんな美味しいものかな?

今回ご紹介するのは、巻頭記事中で訪れた「与平鮨(外山料理店)」さんです。
当初は生月で新鮮な魚介類を楽しもうと入ったお店だったのですが、
店内に張ってあった古い新聞記事を読んで考えを改めました。
生月は江戸時代中期より捕鯨で有名であり、文政年間には日本一の捕鯨量を誇っていたそうです。
そんな鯨の島で食べたのが「鯨の煎り焼きそば」(750円)です。
こちらの大将は生月の鯨料理研究会の世話人をされているそうで、その大将が考案したという
ちょっと甘めのソースで炒められた焼きそば。
鯨の肉もしっかりと入っていてとても美味しかったです。
生月では美味しいお寿司屋さんとして知られているお店であり、
周りのお客さん達はお寿司やお刺身を食べていましたが、この焼きそばを食べて正解でしたよ。
また大将は大変働き者で、人柄もとても良い方ですので生月島に行った際は是非行ってみて下さい。

お薦めですよ。

DATA:

     お店の名前 与平鮨 (外山料理店)
     住所     長崎県平戸市生月町舘浦6
     TEL     0950−53−1150
     情報     営業時間  10:00〜20:00 17:00〜22:00  定休日 火曜日 1


                   
藤村典子的



私、藤村典子がお送りする藤村典子的GAY術!!第192回は
平戸オランダ商館のゆるキャラ「フラン」です。
「フラン」は3人兄弟の末っ子で、モデルは
平戸オランダ商館の第8代館長フランソア・カロンなのだそうです。


のつくだに 藤村典子的エッセイ (第207回)

年末に折れた骨もずいぶんと回復しました。
リハビリを頑張っていますので、
全快も近いと思います。
今年は健康安全な1年にしたいですね。
本年もよろしくお願いします。


         典子


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